ストレスの肌に与える影響と軽減方法は?

ストレス過多になると、それは体のさまざまな部分に影響を及ぼします。

頭痛・肩こり・胃の痛み・便秘。これらはすべてストレスが原因で起こりうる症状です。そしてもうひとつ、ストレスの影響が強く出るところ、それは肌なのです。

あなたは肌トラブルに対して、いろいろなケアを試みていますか?

大きく伸びをする女性

それにも関わらず、なかなか改善がみられないなら、それはもしかしたらストレスが原因かもしれませんよ。

ただストレスをすべて完璧に取り除くことは難しいもの。生きていれば必ずどこかでストレスは感じるものですからね。ですからストレスを排除するのではなく、ストレスとの向き合い方を変える、身につけることが大切なのです。

今回は、ストレスが肌にどんな影響を与えるのかと、ストレスの軽減方法についてお伝えします。

そもそもストレスとは?

ストレスとは、外部からあなたにかかる一定以上の刺激のことです。

ではストレスとは悪いものなのでしょうか?

いいえ、そうとは限りません。人が喜びや感動を感じられるのは、それ以前にストレスがあるお蔭だからです。ストレスを乗り越えた先に、もっと大きな達成感・満足感を得られるのですね。

やる気・モチベーションアップにつながるので、良い面もあるわけです。

ただストレスが過剰で長期化すると健康面の注意が必要となります。

肌にもストレスがかかるから細胞が再生し、それが繰り返されて美しさを保てるのです。

では次に、健康な肌が荒れてしまうメカニズムについて解説します。

肌荒れのメカニズム

何らかの理由で、肌の細胞の生まれ変わりがうまくいかないと「肌荒れ」になります。

この肌の生まれ変わりの新陳代謝のことを、ターンオーバーと言います。ターンオーバーは、肌の表面の角質層が剥がれ落ち、その下の層が押し上げられてきて新しい角質層となり、また剥がれ落ちる・・・という肌での細胞の入れ替わりのことを言います。

ターンオーバーを解説する絵

このターンオーバーが肌を健康に美しく保つ決め手となり、その入れ替えの周期は1カ月前後が良いとされています。

このターンオーバーの周期が長くなったり短くなったりすると、肌荒れにつながりやすくなるんですよ。

では次にストレスがどのように肌トラブルにつながるかをお伝えします。

ストレスが招くターンオーバーの乱れ

ターンオーバーの周期を正常に保っているのは自律神経です。

ターンオーバーを正常にしようと思って、1カ月周期を自分で意識的に行うことはできません。

ですから自律神経の正常な働きを乱さないようにすることが大切になります。しかしストレス過多になると、自律神経が乱れ、それがターンオーバーの周期を乱します。

肌をキレイに保ちたいのだけれど、ストレスからくるターンオーバーの乱れのことを良く知らない人は案外多いかもしれません。

ストレスからくる免疫力の低下

ストレスは体の免疫力を低下させ、それが肌荒れにつながることがあります。

免疫力とは、肌の場合、外部からくる刺激や細菌の侵入をガードして肌を守る働きのことです。

しかしストレスの影響で免疫力が低下して肌のガード機能が弱まってしまうのです。紫外線・ほこり・雑菌などから肌を守れず、肌荒れ・吹き出物・炎症を起こします。

ストレスが長期にわたると、ストレスに抵抗する力も弱まり、肌の免疫力もさらに低下してしまうというわけですね。

ストレスによる活性酸素増加

ストレスを感じると人の体内には活性酸素が発生します。

活性酸素は細胞を酸化させます。酸化するということは、鉄で言うと「錆びる」状態。リンゴを剥いて放っておくと茶色くなるのも酸化なんですよ。

肌においては、活性酸素の影響で、メラニンの生成が促されてシミやソバカスの原因となったり、しわやたるみにもつながったりします。

活性酸素は増えすぎなければ体にも重要な働きをしますが、ストレス等で増えすぎると、体にダメージをあたえるものになってしまいます。

ストレスと胃腸と肌

胃腸と肌の健康状態の関連も、切っても切り離せないものです。

胃腸の機能をつかさどっているのは、これも自律神経なのです。そして自律新駅を乱す要因はストレス。良く「ストレスで胃が痛い」ということがありますが、胃腸はストレスの影響をそのままに感じやすい場所でもあります。

ですから自律神経が乱れると、食べた物の消化吸収がスムーズに行われなくなるのです。

そうなると本来肌に送られるはずの栄養が十分に行き届かなくなり、肌の栄養不足を招きます。肌荒れやかさつきもその結果ですね。

肌の栄養に良いものをたくさん食べても、ストレスで、その栄養が肌に届きにくくなってしまうんですよ。

ストレスからくる生活習慣の乱れ

ストレスが原因で生活習慣が乱れて、それも肌に大ダメージです。

〈ストレス ⇒ 生活習慣の乱れ ⇒ 肌ダメージ〉となる例を上げます。

  • 早寝早起きができず睡眠不足
  • 食生活の乱れからくる内臓疲労と栄養の偏り
  • 運動不足や姿勢の崩れからくる血行不良

ストレスは生活習慣を大いに乱す原因となり、肌はそれが最もわかりやすくダイレクトに現れるのが「肌」ですね。

ストレスで起こるホルモンバランスの乱れ

ストレスは女性ホルモンのバランスが乱れる原因となり、それが肌に影響します。

女性ホルモンの分泌を促しているのは自律神経ですから、ストレスで女性ホルモン分泌は乱れやすくなります。

また女性には生理・妊娠・出産という体の機能があり、そのせいでストレスをさらに感じやすくなっています。

女性ホルモンが正常に分泌されているときは、肌はやっぱりピチピチで潤っていますよね。それだけ「美肌」「美白」に影響が大きい部分です。

ここまでで、ストレスが肌にどんな影響を与えるかをお伝えしてきました。

ではここから、ストレスの軽減方法やストレスに対する考え方をお伝えします。

ストレスの軽減方法

ストレスに対する考え方が変わると、それだけでストレスによるダメージは半減します。

まずストレスは「悪」ではなく、そして完全に排除はできないものと思っておきましょう。必ずあるものですから、あとはどう向き合っていくかだけです。

そしてストレスは無理に「無くそう、無くそう」とすると余計に抜けにくいものです。無くすことよりも、ストレスがどうしたら一回り小さくなるかくらいに考えましょう。

それではストレスの軽減方法をひとつ紹介します。

1.まず、楽な姿勢で座るか横たわります。

2.あたまの中にストレスの状況を思い浮かべます。

3.息を大きく吸い、ゆっくりと吐き出します。吐き出すときに、そのストレス状況があたまのてっぺんから抜けていくイメージをします。そしてあたまのてっぺんから抜けたストレスは、遠くの宇宙にあるゴミ箱に入るイメージを思い浮かべます。

4.これを繰り返して、あたまの中からストレスが抜けて、空っぽになったと感じたら終わりです。

1日に2~3分試してみてください。毎日やっていくと、溜まっていたストレスがかるくなっていきますよ。

ストレスと肌は密接関係

今回は、ストレスの肌に与える影響と軽減方法についてお伝えしました。

ストレスから来るいろいろな原因で、肌はダメージを負ってしまうんですね。「美肌」になるには、いかにストレスと向き合うかが大事です。

それだけにストレス過多であればそれが肌の状態に現れ、肌が荒れていれば、ストレスが溜まっているというのがわかってしまいますね。

健康で美しい肌にしようといろいろやってみても、なかなか改善しない・・・そんなときは、今、ストレス過多になっていないかを見つめ直してみてください。

そこにあるストレスが軽減されてくると、想像以上に肌がキレイに潤ってくるかもしれませんよ。

参考文献

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