
意外と知らない美白化粧品の種類と意外な事実
だんだん暑くなり、紫外線が気になる季節がやってきました。紫外線対策をしていても、うっかり日焼けしてしまうことがありますよね?
そんな時、あなたはどんな種類の美白化粧品を使っていますか? 口コミがいいからという理由で、美白化粧品を買っていませんか?
またはシミが気になるからという理由で使っていませんか?
美白化粧品はメラニンの生成を抑制し、かつ日焼け止めなどを併用することで憧れの色白な肌を目指す化粧品です。実は出来てしまったシミは、薄くなることはあっても消すことはほとんどできません。
ですがシミを消すことを目的とした別のコスメもあるので、シミが気になるならそのようなコスメも併用するとよいでしょう。(美白ではなくシミを薄くしたいなら、この成分)
さて、話を戻しましてどんな化粧品が美白によいのか気になりませんか?
そこで今回は美白化粧品の秘密についてまとめてみました。
美白化粧品を使っているのに、なかなか効果が出ないあなた。この秘密を知れば、美白により近づくことができるはずです。
どんな種類の美白化粧品があるの?
美白化粧品と言えば、あなたは何を思い浮かべるでしょうか?
美白化粧品には、化粧水、美容液、乳液、クリームのほか、パックやスポッツ型の美容液、美白をうたった石けんなど様々なものがあります。
しかし、これらは美白成分が入っていなければ、美白化粧品と呼ぶことはできません。まずは、1つ1つの特徴を見ていきましょう。
石けん
石けんに美白成分が入っているものもあります。しかし、あくまで洗い流すことを目的としたものなので、美白効果はあまり期待できません。
しかし、ピーリング剤など角質除去成分を配合したものであれば、ターンオーバーを高め、メラニン色素の排泄を促すので、美白効果が期待できます。
化粧水
美白成分を含むものもありますが、化粧水より、美容液やクリームに多めに美白成分は配合されています。
美容液、乳液、クリーム
美白本来の目的を追求したものを選ぶとすれば、美容液やクリームがおすすめです。一番大切なのは、美白ケアを毎日続けられるかどうかです。以下のポイントに気をつけて選びましょう。
- 1年中使えるもの
- サラッとした使用感のいいもの
- 顔全体につけられるもの
- 自分にとって無理のない価格
美白パック(マスク)
これらは比較的、高価なものが多いです。有効成分もそれなりに入っていますが、たまに使うだけでは効果はありません。しかし紫外線に当たった肌は、肌がヒリヒリしない状態であれば、すぐに美白対策を行わなければなりません。
そんな時は、デイリー使いの美白美容液よりも、美白パックや短期集中の美白美容液など高濃度のものを使いましょう。
スポッツ型美容液
美白化粧品は、できてしまったシミを消すより、これからできるシミを予防するためにあります。そのため部分的ではなく顔全体に毎日使えるものの方がより効果的です。
美白化粧品を選ぶときのポイント
様々な種類の美白化粧品がありますが、アイテム選びに迷った時は美白成分の入った美白美容液を選択することをおすすめします。
また成分が分かりにくい、どんな美容液を選んだらよいか迷うという場合は、「医薬部外品」を選ぶと間違いないです。
医薬部外品は、医薬品と化粧品とのちょうど間に位置するカテゴリーになる商品で、厚生労働省にその有効性が認められた成分が使われています。
いわゆる薬用と書かれているものがそれで、化粧品よりもその効果が期待されるものです。
さて、商品を試すときは試供品などを使って使用感がいいもの、毎日続けられるもの、価格的に無理のないものを選ぶとよいです。ただ試供品がない、試せないというときは容量の小さいものがあればそれを選ぶようにしましょう。
ちなみに極端に安いものは、天然ではなく合成成分が使われていたり、濃度が低かったりするので安心面や効果もそれなりだと思ってください。
そもそも美白化粧品ってどんなもの?
美白化粧品には様々な種類があることが分かりましたが、長年使用していても肌が白くならないのはなぜでしょう?
実は、美白化粧品は、今あるシミではなく、これから新しいシミができないように予防的に使うものなのです。
美白成分の働きは、肌のメラニン生成を抑えることです。そのため皮膚自体の構造が変化して生じたシミには効き目がありません。またニキビ跡の赤みなど、メラニン色素によるものでないと色は白くできません。
そのため美白化粧品を使っているからといって、必ずしも肌が白くなるとは限らないのです。
シミのタイプにもいろいろな種類がありますが、老人性色素斑などができ始める40代に入る前、できれば30代から毎日のスキンケアに美白化粧品をとりいれると効果的です。
また早い人では25歳から出てくるので、早めの対策が必要となります。
美白化粧品を選ぶ際に誰もが気になるのは、肌に一番効果的なのはどれかということでしょう。しかし人によって美白成分との相性があり、効果の出方が違います。そのため自分の肌で試して確認していくしか方法はありません。
まずは美白成分が入っているかを確認して選ぶことです。美白効果を期待するには、1か月に約30gくらいの十分な美白化粧品を、少なくとも3か月は使用しましょう。
美白ではなくシミを薄くしたいなら、この成分
美白化粧品は、あくまで新たなシミを予防することが目的ですが、美白成分によっては多少シミが薄くなることがあります。その成分をご紹介する前に、シミとはどのようにしてできるのかを見てみましょう。
シミは、メラニン色素が肌に溜まった状態を言います。メラニンができるのは、紫外線から肌を守るための防御反応のためです。
肌は紫外線を浴びると、メラノサイト(表皮の一番下にある基底層にある色素細胞)内でメラニン色素が作られます。通常ならば、メラニンは生成後約28日かけて、ターンオーバー(代謝)により、最後は垢となってはがれ落ちます。
しかし紫外線を大量に浴びすぎると、メラニン色素の生成に排出が追いつかなくなり、表皮に残り、それがシミになって現れます。
また加齢やストレスが原因でターンオーバーのサイクルが遅くなると、メラニンが排出されにくくなり、シミができやすくなります。
この他にもニキビややけど、湿疹などの炎症によってもメラノサイトは活性化し、シミのもととなるメラニンを生成します。そのためニキビややけど、湿疹のケアも丁寧に行っておく必要があります。
古いシミほど、メラノサイトの活性が強く美白も効きにくいです。しかし、できたばかりのシミは美白化粧品で鎮静することができます。
そんなシミに効果的な美白成分が、ハイドロキノンです。
ハイドロキノンは、メラニンを作るチロシナーゼという酵素の働きを抑えることでシミを薄くしてくれます。「肌の漂白剤」と言われるほど強い美白作用を持っているのが特長です。
ただ肌への刺激性があるということで、日本では長い間使用が禁じられていましたが、規制緩和で濃度に制限があるものの化粧品への配合が可能になりました。高濃度のハイドロキノンは、美容皮膚科などでも処方してもらえます。
濃度が高いと肌への刺激が若干出やすいので注意も必要で、医師の指導のもとで使うのが望ましいです。
シミの状態によっては、望む結果にならないこともあるでしょう。そんなときは光を当ててシミを薄くするレーザー治療や、薬の内服など次の手を検討することもできます。
市販される化粧品は手に入れやすいので、まずはハイドロキノンを使った化粧品から試すとよいでしょう。
美白に近づくには?
美白化粧品には石けん、化粧水、美容液、乳液、クリームなど様々な種類があります。
それぞれに様々な美白成分が含まれていたり、効果的な使い方があります。美白対策を始める上で、何を選べばよいのか分からない時は、美容液やクリームを選びましょう。
そして美容液を選ぶ際には、先ほどご紹介した4つのポイントに気をつけながら、毎日使い続けられるものを選びましょう。
美白化粧品とは、これから新しいシミができないように予防的に使うものです。早めに手を打てば、シミを防ぐことはできます。すぐにでも美白対策を行いましょう。
また、美白成分は人によって相性があるので、まずは自分の肌で少なくとも3か月試してみることも重要です。
シミは、紫外線を浴びることでメラニン色素が大量に作られ、代謝されないまま表皮に溜まった状態を言います。
そんなシミに効果的な美白成分に、ハイドロキノンがあります。ほとんどの美白成分はシミを予防するために効果的ですが、ハイドロキノンは、できてしまったシミを薄くすることができます。
シミを化粧品で完全に消すということは難しいです。しかしスキンケア次第ではシミを目立たなくさせたり、新たなシミを作らせないようにすることはできます。
具体的には、肌全体を潤わせ肌の透明感をアップさせることです。また紫外線をできるだけ浴びない、肌荒れを起こさない、美白化粧品を使うことで、今後のシミを防ぐことはできるのです。
今何もしなければ、これから先シミは増える一方。できるだけ早めに、あなたに合った美白化粧品を見つけて対策をしていきましょうね。