
正しいやり方で洗顔すれば、肌を白くすることができるって本当なの?
「肌を白くしてくれるような洗顔のやり方がある」と聞いたら、少し驚いてしまいますよね?
「シミやそばかすは紫外線や年齢を重ねることが原因だと思っていたけれど、洗顔の仕方にも原因があったなんて!」
鏡を見るたびにシミやそばかすが気になって紫外線対策や美白化粧品でケアをしている人は多いと思いますが、毎日行っている洗顔もシミやそばかすを作ってしまう原因になってしまうことを知っている人は、少ないのではないでしょうか?
洗顔は毎日のスキンケアの基本で、よほど体調が良くない場合を除いて、あなたも洗顔をしますね。
毎日の習慣だからこそ、ほんの少し気をつけるだけでシミ・そばかすができにくくなったり、悪化してしまうのを防ぐのに役立つのです。
そこで今回は、洗顔とシミ・そばかすとの意外な関係と正しい洗顔方法についてご紹介しようと思います。
正しい洗顔方法を行うと、肌が白くなるといわれる理由は?
まず始めにここで言う美白の定義を確認しておきましょう。
美白というのは、どのような状態かというとシミやくすみが少なく透明感がある、明るい肌のこととします。
さて。美白を阻止している主な要因は以下の4つ。
- 紫外線を浴びたことによるシミ・くすみ
- 毛穴の黒ずみ
- 古い角質が蓄積したことで肌が暗く見えるようになった
- 肌の乾燥
このような美白を阻止している要因は、洗顔のやり方を間違えていることから生じていることもあります。ですから正しい洗顔方法を行うことで、少しでも美白肌に近づくことが可能なのです。
例を挙げると毛穴が黒ずんでしまう理由は、毛穴の余分な皮脂や古い角質を取り除くことができていない状態だからと言えます。これは洗顔の仕方が間違っていることが多く、肌が乾燥してしまうことも同じ理由からです。
このように正しい方法で洗顔を行うことで、抱えている肌に関する多くの悩みを改善に繋がります。
間違ったやり方の洗顔は、シミの原因に
前述したように正しい方法で洗顔をすることで肌に関する悩みが改善できたり、肌を白くすることもできるけれど、間違ったやり方で洗顔をしていると肌トラブルは避けることができません。すでにシミが出来てしまっている場合は、悪化してしまうことも考えられます。
シミやそばかすが出来てしまう原因はいろいろですが、洗顔周りでの原因の1つがクレンジングで洗い流すことができずに残ってしまった日焼け止めやメイクの成分です。それに加えて1日分の汗や皮脂、ホコリなどが肌表面に溜まると酸化して、肌トラブルを招いてしまいます。
化粧品に使われている顔料そのものがシミとして残ってしまうことはないのですが、残ってしまったメイクの成分は酸化し活性酸素が生まれます。
活性酸素が刺激物になってメラノサイト(メラニン色素を作りだす細胞)に情報が伝えられて、メラニン色素が過剰に作られて代謝しきれないまま色素として沈着し、シミになってしまうのです。
肌のターンオーバー(肌の生まれ変わり・新陳代謝)が正常であれば、メラニン色素は少しずつ肌の表面に押し出されて、垢として剥がれ落ちます。
そばかすは遺伝による生まれつきのものと、生まれてから後に生活をしていく中でできたものの2通りがあります。
生まれてから後にできてしまう原因は、ほとんどシミと同様で間違ったスキンケアを続けていると色が濃くなったり、悪化してしまうことにあります。
美白になるための正しい洗顔8ステップ
肌を白くしてくれる、美白になるための正しい洗顔方法の手順をご紹介します。
以下の8つのことに気をつけながら、順番にやっていくとよいです。
1. 洗顔前の準備として
洗顔前の準備として、まずハンドソープや石鹸などで手を綺麗に洗います。手は汚れていないように見えても、いろいろなところに触れているので雑菌や油分の温床になっています。
その手で洗顔をすると十分に泡立たなかったり、雑菌が顔に付着することでニキビの原因にもなってしまいます。
2. 次に、ぬるま湯で顔を素洗いする
ぬるま湯(30℃くらい)で顔を2~3回、素洗いします。こうすることで肌を温めて毛穴を開かせる効果と、顔の汚れを落ちやすくする効果が。
*クレンジングを使う時
クレンジングを使う時は「アイメイクをしっかり落とそう」と思って目の周りや、テカリがちなTゾーンを入念に擦ってしまいがちです。
でも元々クレンジング剤は油分同士をよく馴染ませることで、メイクを落とすものなのです。
だから擦るのではなく、メイクを浮かせるように優しく肌に馴染ませるのがコツです。クレンジングの時間は、およそ1分を目安に。時間をかけ過ぎると、肌の負担になってしまいます。
3. 洗顔料を十分に泡立てる
この3番目の項目は美白を目指すためには、洗顔の重要なポイントになる点です。泡立ちが少ないと肌への摩擦が大きくなって毛穴を広げたり、汚れが落ちにくかったりします。
シミを解消するには顔についた余分な皮脂をきちんと落として、肌のターンオーバーを正常にすることが大切になります。
洗顔料の効果を十分発揮させるためにも十分に泡立てることは、とても大事。スポンジやネットを使って、泡がモコモコになるまで泡立てましょう。
手に小さな山ができるくらいまで泡を大きくして、手のひらをひっくり返しても泡が落ちないくらいに、しっかりとした泡になるのが理想です。
4. 皮脂が多い額から、鼻の部分(Tゾーン)に泡をのせる
顔に長時間、洗顔料をのせてしまうと肌にとって必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥を招いてしまうことがあります。
だから顔の中でも皮脂の分泌が多い額から鼻にかけて(Tゾーン)泡をのせます。そして顔と手の間に泡がある状態を維持しながら、泡をくるくると回すようなイメージで力を入れずに、優しく洗います。
せっかく十分に泡を立てたのだから、ゴシゴシ力を入れて指で顔を刺激してしまったのでは泡立てた意味がなくなってしまいます。
顔を洗うゴシゴシ擦るという刺激がメラノサイトを刺激して、メラニンに色素の分泌を活発にしてしまいます。これは逆にシミを増やしてしまう要因になるので、要注意。(敏感肌や乾燥肌の人の場合は、泡をのせるだけでも十分です)
5. Tゾーン以外の頬・あごに泡をのせる
特に皮膚が薄い目元や口元などは、泡をのせるだけで十分です。顔全体に泡をのせる時間は1分くらいを目安にします。
6. ぬるま湯で十分にすすぐ
すすぎ残しがないようにすることも、大きなポイントです。30℃くらいのぬるま湯で、30回以上すすぎます。お湯の温度が高いと皮脂を落とし過ぎてしまい、肌のバリア機能が低下し、肌が乾燥する原因になってしまいます。(30℃以下の水だと洗顔料が落ちにくいので、ぬるま湯がベスト)
7. 柔らかいタオルで、優しく拭き取る
洗顔を終えて顔を拭く時も、ゴシゴシ擦らないようにします。硬いタオルは肌の刺激になってしまうので、ふかふかの柔らかいものがおすすめです。タオルでポンポンと優しく押さえるような感じで拭きます。
8. 洗顔後の保湿は、素早く3分以内に
洗顔をした後は肌が乾燥して、肌のバリア機能が低下した状態になっているので化粧水や乳液・美容液などで素早く保湿をします。できれば、3分以内に行なうのが理想的です。
せっかく肌を白くしてくれる、美白になるために正しいやり方で洗顔したのに、早めに保湿をしないと菌や汚れに無防備な状態で毛穴に汚れが入ってしまったり、毛穴が開いたままになってしまいます。
まとめ
肌を白くするための正しい洗顔方法は1つ、1つの動作のポイントを押さえたうえで丁寧に素早く行うようにします。
今まで毎日、自分がやっていた洗顔方法と比べてみて違っていたところがあれば、正しい洗顔方法を参考に取り入れてみてくださいね。
正しい洗顔方法の8つのポイントを押さえて、「どうして、そうした方がよいのか」が分かれば取り入れやすいし、長く続けることが可能です。
3か月後には鏡に映る自分に「あれっ!?私の肌も美白に近づいている!」そう実感できたら、嬉しいですよね?